専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# お休み

私の勤めている会社では、年に一度、七日以上の連続休暇の取得が推奨されている。
土日を含めて七日以上の連続休暇を計画し、有休2日以上消化すると特別休暇が2日もらえるシステムである。

ここ数年、子供と休みの予定が合わずに取得できずにいたが、今年はいいことを考えた。
昨年から、結社の全国大会が5月末に行われているので、それと、角川俳句賞の句稿作成、さらにはせっかく関西に行くので観光も組み合わせて明日から一週間休みをとらせて貰うことにしたのだ。

今回の七日間の予定はこんな感じ。
葵祭は終わってしまったが、同じく季題となっている「鴨川をどり」と「楠公祭」は見に行く予定である。

24日(水) 京都(鴨川をどり など)
25日(木) 神戸(楠公祭 など)、京都
26日(金) 「天穹」夏の全国大会(大阪)
27日(土)   〃
28日(日) 角川俳句賞 句稿作成
29日(月)   〃
30日(火)   〃

そして、出社する31日の応募締切日に投函する。スケジューリングだけは完璧、である。
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# 夏の風邪、その後

夏風邪は1日会社を休んで今日から出社。

未だ体調は今ひとつである。

そのこととは関係がないのだが、そろそろ「角川俳句賞」の句稿整理のため、ブログ更新は少しペースダウンしてします。

# 天空会、夏の風邪

今日は天空会の例会。結果はここのところ好調。

夏風邪をひいてしまって懇親会は欠席。
しかしその前に、主宰から貴重なアドバイスを頂戴した。


さて、その風邪だが、一昨日の日曜日に子供の学校の運動会があり、「運動会」は秋の季語なのでこのブログには書かなかったが、早朝の場所取りから疲労困憊で体力が奪われたのが原因かと思う。
来週の結社の全国大会には、前乗りして京都など歩きまわるつもりなので、早めに治して体力を回復しなければ。

# 「俳句界」5月号鑑賞

蓋開いて箱に仔猫の三匹も  小澤實

昔よく見かけた捨て猫も、すっかり見かけなくなった。かつては、それでも誰かが拾って育ててくれたのだろうが、今はそれも期待薄、ということだろうか。「三匹」がリアルである。

郭公や斜度を増しゆくロープウェー  小山徳夫

ロープは撓むので、確かに頂上付近は最も斜度がきつくなるが、それ以上に僅かな時間で、麓から郭公が似合いの深山へ一気に運ばれる異世界性が面白い。風景ががらりと変わるさまを上手く切り取っている。

万緑や原子炉裸見せしまま  五島瑛巳

「万緑」が効いて原子炉と呼応している。あれから6年、木々に吸収された放射性物質もだいぶ崩壊してきただろうか。

老木と思へぬ山の若葉かな  杉本艸舟

生命感に満ち溢れている若葉、木が老木であることも一瞬忘れ去るほどである。

星涼し森に化石を眠らせて  環 順子

全身骨格が発見された「むかわ竜」のニュースは新しいが、まだまだ未知の化石が眠っていそうだ。

地球より酸素の洩るる良夜かな  姜 琪東

どんなに月が近く見えても、地球から遠く離れた大気のない世界。とはいえ、ちょっと信じがたく、空気のある夜空に浮かんでいるようにも見えます。

囀りや鳥にはじまる修羅の日々  川上呉郎

六道で人間と畜生の間の修羅。囀る小鳥も来世は人間に生まれ変わるか、あるいは前世は人間で俳句でもひねっていたか。
・・・という風に解釈したが如何。

竹皮を脱ぎて土の香捨てにけり  大矢恒彦

一気に伸びる筍。数日前まで土の中にいたとは全く思えないほど見事な若竹となる。

# 赤坂句会、神田祭

神田祭
赤坂句会の前に神田祭に寄ってみた。
午前中の、大手町の将門塚で行われた「奉幣の儀」を見ることができた。
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生憎の雨天。
ご覧の通り、鳳輦(ほうれん)も参加している方々もレインコートを着ている。
首塚も神田祭も雨の中


赤坂句会
今日の赤坂句会は、、、
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句会(勉強会)の内容は書きにくいが、ご馳走はご覧の通り。
右の写真の焼き鯖と同じお皿に乗っているのは「あげまき貝」。初めて食べたが濃厚な味わいで美味。


歌舞伎座
5月なので「團菊祭」だが、先月見に行ったナイターで始球式をやっていた坂東亀三郎の九代目彦三郎襲名披露を、一幕だけ幕見で。
壽曽我対面劇中にて襲名口上申し上げ候」とのことで、「劇中にて襲名口上」というのがどんなものなのか興味があった。
結局、演目の終了後にそのままの衣装で座り、後は普通の襲名披露の口上の形だった。
それはともかく、新・彦三郎は堂々たる見事な曽我五郎であった。


再び・神田祭
歌舞伎座から今度は神田明神へ。
成田の人は神田明神には参らないことになっている(神田明神の御祭神の平将門を征伐するために不動明王を都から持ってきたのが成田山新勝寺)そうだが、ウチは成田山の檀家ではないし、そもそも家の宗教は神道なので、あまり関係ないのだが、中に入ったのは初めて。
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雨だったので人出は今ひとつ。
出店も出ていたが傘が邪魔で買い食いをする気も起きなかった。
お役目を終えたお馬さんたちが、封鎖された道路で装束を解かれて馬運車に乗せられていた。
夏祭装束脱ぎし裸馬

# 「天穹」5月号鑑賞(5)

毎月それなりの自信作を投句しているが、掲載順は色々である。自分の句の良し悪しはなかなかわからないものだが、他の会員の方々の句と並べられているのを順々に読むと、掲載順位には深く納得する。

渋谷春店の外までチョコレート  田中国太郎

流行の発信地、渋谷。時期になるとチョコが溢れるのは他の街と一緒ですが、何か特別感がありそうな気がします。「渋谷」が効いている。

風邪に寝る妻に一日を仕る  星加鷹彦

もしかしたら句会の予定が入っていたかも知れません。言葉にすることの苦手な日本男児の愛情表現です。

今もいつかは昔とならむ檜植う  白木伸子

時間の経過を俳句で詠むのは難しいと言われますが、この句は成功しています。「今」と「昔」を使い「未来」を表現しているところも魅力的です。

節分や横綱の手に小さき豆  芹澤修士

力士と豆撒きの取り合わせの句は多いですが、この句は手の大きさと豆の小ささの対比が面白いです。

鳥帰る往復はがき投函す  前川尚子

何の往復はがきかわかりませんが、同窓会などの案内状を想像すると、返事が来ないのが何通か、全員が帰れるわけではないであろう「鳥帰る」と呼応しているように感じます。

山笑ふ土木学部の道普請  籠田和美

どういうものか想像でしかないが、学生が実習で「道普請」をしているのか、それとも単に土建屋さんにインターンで入っているのか。未知の領域なので興味は尽きないが、若い人が見よう見まねで将来目指す道に進もうとしている姿が、「山笑ふ」に合う。

朧月パン種ちやうど良き加減  鈴木とも

一次発酵、二次発酵とパンを焼くまでの待つ間の楽しさ、そして酵母の薫り、まして朧月を眺めながらなんて、なんて贅沢な時間でしょう。

春雷や思わぬ打者の三塁打  益井善清

ロバート・レッドフォードがオールドルーキーの主人公を務めた映画『ナチュラル』を思い出しました。贔屓のチームでのことであれば春雷は幸運の予兆です。

椅子ずらす音一斉に新入生  唐笠美智子

無論小学校の入学式でしょう。厳しい先生の元、何度も練習を重ねたに見えます。上手く揃ってお見事、と言えるでしょう。

麗日や医院に響く「あら元気」  川崎まさを

医院で出会ったのだから元気なわけないのですが、この日本ではありそうです。先日読んだ本には、日本の医療の「アクセスの良さ」が取り上げられています。アメリカではお金がないとかかれないし、医療が無料の国は医師の診断を受けることは簡単ではないとのこと。

草萌ゆる「春の小川」の碑有りけり  林敏博

私も行ったことあります。参宮橋駅の近く。「こんなところに」と今では驚くほどの都会です。近くにあった刀剣博物館はこの三月末で閉館し、来年両国に移転するようです。


(以上、「花篝」欄よリ。)

# 「俳句界」5月号

遅ればせながら「俳句界」5月号を買ってきた。



250号の記念号となっている。
俳人や、俳人ではない著名人の歴代グラビアの特集やお祝いの文章などが並んでいる。論考なども面白そうだ。
中身は後でじっくり読むとして、今月号には「セレクション結社」として「天穹」が大きく取り上げられている。結社創立20周年に嬉しいことである。主宰ほか主要同人の句が掲載されているが、もちろん私は載っていない。

# 成田句会

今日は成田句会だった。

初参加の方はかつて空港内で理髪店をやられていた方。旧交を温めることができた。俳句を始めて半年ほどとのことだが、やる気満々で既に電子辞書を持参されていた。頼もしい。

『俳句界』5月号を見せていただいた。今月号には「天穹」が掲載されている。数ヶ月前に聞いていたのだが失念していた。明日早速本屋で買おう。

# 「天穹」5月号鑑賞(4)

ややこしき人の嫉妬や猫の恋  藤本さな女

なんでこんなことまで、と思うほど人の嫉妬の種は尽きず、気をつけていないと妙なことに巻き込まれかねません。自由そうな猫の恋愛が羨ましい?

ものの芽へ蠢くものに犬の鼻  山下早千子

犬の鼻との取り合わせがお見事です。冬が終わり、景色が変わってきた様子に犬も興味津々です。

空白のスコアボードや土手青む  島田道世

河川敷の野球場でしょうか。スコアボードを使わないほどの、草野球までいかない気楽なお遊びか。のんびりした様子が伝わってきます。

冴返る外科病棟の常夜灯  利光克孝

外科病棟ですから、深夜の常夜灯は何か特別な意味合いが見い出せそうです。「冴返る」が効いています。

春浅き夜をサックスの叫びかな  坂場正保

浅い春の夜、当然まだ寒い時期ですが、肺活量を使うサックス奏者はそれほど厚着はしていないはず。薄着で必死に吹いている様はまさに「叫び」。季語も「サックス」も動きません。

春来る小町通りのクレープ屋  浜崎かづき

四季折々の楽しみのある鎌倉、春が来て少し人も増えてきた頃でしょうか。冬牡丹もいいですが、クレープもまたいいですね。

喰積の味年毎に薄くなり  山川千鶴子

基本的には味付けの濃いお節料理。生活習慣病予防のため、工夫して塩分を抑えているのでしょう。主婦の知恵と努力が伺えます。


(以上、「風霜」欄よリ。)

# 日本の医療くらべてみたら10勝5敗3分けで世界一



日本人に根強い「医療不信」に対するエクスキューズとして書かれた本書。
先ず冒頭、癌の手術後の5年生存率の国別比較により、日本がかなりの分野で世界一であることが示される。

そしてその後、18の角度から日本の医療について、世界、ここでは他の医療先進国、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・スウェーデンの5ヶ国との比較がなされている。
単に医療技術や保険制度に限らず、薬や介護についても比較されている。

日本と比較されることの多いアメリカの医療は、国民皆保険制度がなく「金持ち優先」となっていることはよく知られているが、最先端医療の研究が進んでいる理由はそのことだけではなく、無料であるが自己責任で安全性の確立していない治療法の治験を受けられることも理由の一つであるということ、またイギリスなど個人負担のない医療制度の国は、薬局と看護師に相談してからでないと医師による診断が受けられないなど決して医療が身近とは言えないことなどが、著者の豊富な経験に基づいて語られている。

結局のところ日本の医療制度は、中程度の負担で準高度医療の受けられる制度であり、誰でもある程度の高度医療の受けられる「世界でもっと公平な」国であると結論づけられている。

また、それは日本の医師の高負担により支えられていること、高齢化と医療費増大など問題点についても触れられている。

ご興味がありましたら是非お読み下さい。オススメです。

★★★★★

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

# プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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