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流感、その後

先週、子供達が次々とインフルエンザに罹ったが、私は大丈夫だった。
娘のクラスは学級閉鎖になり、息子は受験の日には治っていた。
本日、合格発表があったのだが、無事に合格していた。

流感や遊びに行けぬ元気な子
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歌会始

今日は歌会始があった。

昨年「召人控」だった鷹羽狩行氏が今年は召人。召人控は歌人の栗木京子氏。
なかなかお目にかかれない鷹羽氏の短歌だが、無難に作歌されている。

今年のお題は、「光」。

気に入った歌は、入選歌の

剪定の済みし葡萄の棚ごとに樹液光りて春めぐり来ぬ 山梨県 石原義澄

と、佳作の

やはらかき光の中に眠りゐる親子となりしばかりのふたり 群馬県 菊間光子


前者は俳句にもなりそうだ。

剪定の樹液光れり葡萄の木


私ももちろん詠進したが、熟語などではなく、やはり「光」そのものを詠まなければ駄目だったようである。

私の歌はこちら。

はじめての東京ならば観光は先づは渋谷の交差点から

昨年の「語」は、「英語」「単語帳」など熟語が多く使われていたので、私は「光」を「観光」としたのだが。

例外的なのは、入選した「光源氏」を詠んだ一首。これもなかなか良い歌だった。

光てふ名を持つ男の人生を千年のちの生徒に語る 岡山県 秋山美恵子


来年のお題は皇位継承後に発表されるとのこと。なるほど。

赤坂句会

今日は赤坂句会だった。

お料理も新年らしいものを揃えていただいたが、
1901赤坂1
お節料理としては数の子、黒豆などが出たが、左上の小鉢は来週の句会の兼題になっている煮凝。

1901赤坂2

1901赤坂3

1901赤坂4

ご飯は初物の筍飯。豊洲に行けば、一番物が色々と出ているとのこと。早すぎてまだ季語(春筍)にならない。


初物といえば、元日に妻の実家で焼蛤をご馳走になった。

1901蛤

義父と義兄でお節用の蟹を採りに行ったら予期せず蛤も採れたとのこと。もちろん蛤も春季。


待ちきれず季語使ひたし初市場

冴ゆ

インフルは今日は息子が発熱。来週は高校入試だが、今発症すれば、当日には回復している見込み。


電子辞書の『角川俳句大歳時記』で「冴ゆ」の項を見ていたら、よく知った方のお名前が。

堂冴ゆる未完の竜にはや気魄  中野捷子

天井絵を想像しました。未完の竜を見られる機会なんてそうそうないと思いますが、その僅かなチャンスを見事に捉えて一句にされています。暖房器具などない、外と同じ寒さのお堂で筆を執る絵師の姿まで見えてきました。


月冴ゆる乗り間違えて無人駅

流感

娘がインフルエンザに罹った。来週、息子の高校受験なので、大急ぎで医者に行き、娘の診察時に息子の分の予防用のリレンザまでもらってきた。(私は仕事で、実際に行ったのは妻だが)

私も感染しているはずなので、発症する可能性はもちろんある。

息子ほどではないが、私が発症したら困るのは俳句関係の色々なこと。

今日は、来週の句会の句稿を作る仕事があり、こちらはほぼ終わったが、年に二回しかない同人句会の投句と、「天穹」誌の原稿の締切が迫っている。
娘のように40度の熱が出ては到底出来ないので、明日発熱してもいいように、今夜夜更かしして完成させてしまおうか?


流感に罹る算段抜かりなし

初句会

今日は成田句会。私にとっての新年初句会となった。

お久しぶりの方にもお会いできて、いろいろ話をすることが出来た。

先生の「地」もいただけた。

成田空港ロビーは正月の割に静かだった。


初句会一番名乗り上げられず

蓬莱山

昨年同時期のブログに書いたが、昨年一年間は、我が家が地区の神事である「御奉射(オピシャ)」の宿主であり、これを次の宿主に送り渡した。

1901蓬莱山

「蓬莱山」は、今年は近所の方々の力を借りて我が家で飾ったのだが、昨年のブログでは、「蓬莱山は歳時記に書かれているものと違う」と書いた。
確かに、米を山に仕立てて、松竹梅と鶴亀だけのシンプルな蓬莱山で、歳時記に書かれているような搗栗も昆布も橙も野老も裏白もないが、歳時記をよく読むと、「『日本歳時記』(貞享五)に「和国の風俗にて、盤上に松竹鶴亀などを作りて据えゑ・・・」」とも書かれている。

考えてみれば、蓬莱山は不老不死の仙人の住む山に見立てたものであり、同じ意味合いであれば、そこに飾られるものはその土地その土地に「あるもの」を飾ったのではないか。
松竹梅は、我が故郷ならどこにでもあるし、鶴亀も、現在では写真の通り陶器製であるが、かつては鶴は大根と唐辛子、亀は里芋(八頭)で作られていたという。
まさに、農村の「蓬莱山」がこれだったのではないだろうか。

米一升溢るるほどの蓬莱盆

森下典子 『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』



以前見た映画(樹木希林の遺作)の原作。

映画が原作に忠実であるということはよくわかったが、よくこの軽めのエッセイの原作から劇場映画の脚本を起こしたなと、感心する。
但し、茶室や茶道具、掛け物、花、菓子などの素材が大変に映像向きであることは確かで、先生役が樹木希林でなくても映画化は成功したのかも知れない。

以前、このブログに映画のことを書いた時にも、「日日是好日」の読み方については触れたが、この原作本ではきちんとその旨について触れられていた。

以下引用。
『「日日是好日」という言葉の読み方については「にちにちこれこうにち」が正しいという意見があるが、「こうにち」も「こうじつ」も広く一般に使われている。稽古場では「こうじつ」と読んでいたことから、読みも慣れている「こうじつ」を採った。』

ボヘミアン・ラプソディ

あけましておめでとうございます。

ボヘミアンラプソディ

新年1発目は、昨年大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」について書かせていただく。

映画の宣伝口上は、「伝説のバンド『クイーン』云々」とのことだが、ぎりぎりリアルタイムで知っている私にとっては、クイーンは同世代のレッド・ツェッペリンやディープ・パープルほどの存在感はなく、「伝説のバンド」というよりは、「フレディ・マーキュリーがエイズ死したことで伝説となったバンド」という方が正しい。

映画を見てみると、クイーンは正確に「伝説のバンド」というような扱いではなく描かれており、むしろ「フレディ・マーキュリーの伝記映画」と言ったほうが正確であり、そう思って見ると非常に面白い。

フレディが亡くなった当時は、エイズは「とにかく恐ろしい病気」「同性愛者や薬物常習者が罹る」という程度の情報しかなく、確かに死亡のニュースは衝撃だった。
(後年、レイザーラモンHGが「私は音楽はクイーンしか聴かないですよ」と笑いをとっていたのも宜なるかな、である)

脚本もシンプルで、メンバーとの出会いから始まってバンドの成功、圧倒的なパフォーマンスを誇った「ライブ・エイド」まで、非常に丁寧に描かれている。
フレディ役の俳優はあまりに似ていなくて笑ってしまったが(ミック・ジャガーかと思った)、その代り演技は抜群で、ゴールデン・グローブ賞の男優賞にノミネートされたというのも納得である。
他の3人のメンバーは、それほどの演技力が必要な役柄ではない代わりに、容姿はよく似ていた。

大ヒットの理由としては、やはりそれはクイーンの、日本での存在感であろう。後のTOTOなどもそうだが、本国より日本で先に人気に火がついたバンドの先鞭である。
メンバーは皆日本贔屓で知られるが、本作でも、初期に日本ツアーが提案されたり、フレディの自宅に金閣寺のお札が貼られていたりした。

若い人たちにも人気だそうだが、やはり我々か、少し上の世代が最も楽しめる映画と思われる。

★★☆☆☆
企画・脚本・演技が良く、大ヒットも納得であるが、「映画」としてどうかと聞かれれば星2つくらいであろう。

越智建之 『澪標』



2018年最後のブログは、「天穹」同人・越智健之氏の句集・「澪標」を取り上げさせていただく。

子育ての跡を辿りて土筆摘

子育て期には何度も通った公園かどこか、久しぶりに歩いてみるとお子さんが小さかった頃のことを思い出す。土筆も、あの頃を思い出しながら久しぶりに摘んでみる。

書初や大言壮語憚らず

確かに、書初らしい文言といえば「初日の出」などの新年らしい語か、「星雲の志」「希望の光」など大言壮語である。だからといえ、「らしくない」語を書くわけにもいかず、書初の本質を表している。

平成の車争ひ賀茂祭

関西在住の作者。賀茂祭に車で行けるとは羨ましい限りだが、混雑・渋滞は付きものである。混むことは当然わかって行くわけだが、「あの駐車場にはこの時間に行けば大丈夫だろうか」「少し遠いがこちらが安全か」などと策を巡らせるのはまさに「車争い」。葵上の如く、後から悠々と関係者車両がやってくるのも憎らしい。

野宮や黒木鳥居に散る紅葉

作者は「天穹」の関西の句会を率いておられ、京都に吟行されることも多いようだ。
嵯峨野の吟行句と思われるが、こちらも「源氏物語」の舞台。明るい雰囲気の嵯峨野の中でも、独特の閑かさ、昏さの野宮社を上手く詠んでおられる。

漱石忌われに過ぎたる友ばかり

松山出身の作者。同郷のご友人が「天穹」に複数おられ、漱石と子規の関係を思わせる。

われにまだ若さの証大朝寝

私も最近実感しますが、年をとると本当に朝が強くなる。でも偶にはぐっすりよく寝られることもあり、得をした気分。「春眠」「目借り時」など、ともすればマイナスのイメージの春の睡眠を逆転の発送でプラスに転じた句。

繋がらぬ推理の鎖明易し

読み始めると止まらなくなる推理小説、ハッと気づくと外が白々と明け始める。冬では流石にありませんが、夏だからこそ。
プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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