専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 花篝賞

2017花賞
結社の新人賞である、「花篝賞」の応募作品集が届いた。
新人賞と言ってもキャリアは関係なく、応募資格は同人でないこと。そして、この賞への応募・入賞歴が同人推挙への大きな参考資料となる。

私は毎年応募しているが未だ入賞歴はなく、そろそろ末賞でも引っかかっておきたいところ。

今年の応募総数は二十三編(15句)。早速一読してみた。
作品集の掲載順は応募順とのことで、私は六番。
ひとつ前の五番の方が強敵に思えた。その方は今年の俳句四季新人賞でも予選通過された方。

選考の方は未だ途中のようだが、私は既に弱気である。
スポンサーサイト

# 「天穹」11月号

天穹」11月号が届いた。今月は掲載順位も上位で、主宰の花丸もいただけた。ここのところ調子がいい。

「天穹」誌が届くのはほぼ月内で、投句の締切が毎月5日必着なので、私は届くのをタイミングとして毎月投句しているが、今月(11月5日締切の1月号作品)は「勢揃いの一句」というものがある。
これは何かというと、毎年1月下旬にある「新年大会」の句会の投句であり、全会員1句のみ投句して、これを主宰をはじめとした主要同人の方々が選句して大会当日に披講・成績発表を行うというものである。
(こういうことは他の結社でもやっているのかな? 私は疎くて全くわからない)

兼題は新年の季語を含めて5つ。今年は比較的オーソドックスなお題が出た。私が参加するようになったここ数年だが、これまで割とマイナーな季語が多かった気がする。
数年前、「氷下魚」という兼題が出て、「目立つには使う人の少ない季語を使おう」と張り切って、見たことも聞いたこともなかったのに勇躍勇んで作句した覚えがある。
私はこういう、「1句しか出せない」「会員全員が対象である」などと聞くと、「とにかく目立たなければ」と、兼題はなるべく使う人の少なそうな季語を使い、個性的と思う句を出してきたのだが、これまでいい結果が出ていない反省を踏まえて、今回は戦略は特に考えずに普通に作り、一番出来が良かったと思われる句を投句することとした。

# 俳句 11月号



宇多喜代子氏の巻頭50句も、少し目を通した大特集「自選力の鍛え方」も、もちろん俳句甲子園も気になるところだが、それらは後ほどじっくり読むこととして、やはり今月号は「角川俳句賞発表!」を見なければ始まらない。

受賞作品、候補作品、選考座談会を順順に読んでいく。


うそ寒や蛇口のひとつずつに癖  月野ぽぽな

作者は米国在住とのことがだが、日本の学校の先生が詠んだような句である。

息止めて聖夜の肉に刃を入れる

こちらは七面鳥だろうか。海外在住「らしい」句。選評にも書かれているが、聖夜の雰囲気が「息止めて」に現れている。


候補作品の中では、兼城雄さんの作品が私は一番気に入った。

荒梅雨や獣の如く蘇鉄生え  兼城 雄

荒梅雨の蘇鉄、はまさに獣のようである。俳句ではあまり見ない「生え」が効いている。

風鈴やいつもひとりの近所の子

どんな理由があってひとりなのか。風鈴の音が、孤独であるにも関わらずそれを肯定しているかに感じた。


選考座談会を読んで、「あれ?」と思ったのは、作者が誰かわかった上で論じていたようだったこと。以前は無記名で選考していたはずだ。
予選を通過できない私に言う資格はないのだが、受賞者を含め、例えば今号の付録の俳句手帖に句の掲載されている方が何名か候補になっておられる。
顕名の選考では、もし予選通過したとしても私のような全く無名の者には不利ではないか??
などと勝手なことを考えたが、よく考えてみれば、賞のクオリティを維持するためには必要な措置なのかもしれない。
やはり私のような句歴の短い者は、まずは句を溜めて第一句集で勝負、かなあ・・・。


俳壇ヘッドライン」の中には、先日出席してきた「天穹創立二十周年」も掲載されていた。


「平成俳壇」は今井聖先生の佳作に一句取っていただきました。

適当な着付けばかりの浴衣かな

若い子たちのいい加減な浴衣の着付けに警鐘(?)を鳴らさせていただきました。(笑)
今井先生、ありがとうございました!

# 俳人とは

このブログの目的として、「専門俳人を目指すための文章(句評)修練」などと書いているが、では「俳人」の定義とは?

句集を出したら、俳人協会(などの団体)の会員になったら、どこかの結社の同人になったら、、、色々定義はあるだろうし、正解があるとも思えないが、私の中ではこのように思っていた。

日々の生活が俳句とともにあり、心の動きが句に直結する」もっと言えば、「そのとき、句にすべきか否か即断できる」ようになれば「俳人」、というものである。

なかなかその域には達し得ないが、ごく最近、たまにそういう状態になることがあるようになった。
目で見て、あるいは耳で聞いて、肌に触れて、心が動いた時、ふと句が頭に浮かぶ。
すぐに句帳に書き留める(あるいはスマホにメモする)。
それが句として成立しているか、人前に出せるようなものかは、後で読むと微妙であるが、それでも一歩前に踏み出せたような気はする。

# 「天穹」10月号

「天穹」10月号が届いた。

甚平着て今もビートルズが好きで  佐々木建成

主宰詠より。ビートルズの来日公演は51年前の夏。人気絶頂をリアルタイムで知る人はそれなりに年齢を重ねられている。
「甚平」との取り合わせが時の移ろいを感じさせる。

海原へ気魄の反り身ヨットマン  籠田幸鳴

副主宰詠より。ヨットと言っても色々だが、競技ヨットの中でも一人乗りや十何人乗るアメリカズカップではなく、この句は二人乗りの470級あたりを思わせる。
湘南あたりの海で、体を投げ出すようにセイルを操作する大学ヨット部の姿が目に浮かぶ。


蝉時雨七年分の一気鳴き  高野徳久(高は本来はハシゴ高)

「花篝」欄という、同人になっていない会員欄の今月の巻頭作品。
新たな発見、というわけでもない内容であるが、力強く、過不足無く一句に仕立て上げている。
句会を二つご一緒させていただいている、私より句歴の浅い方だが、いつも思うがとてもお上手である。
付け加えるならば、「花篝」欄巻頭も先を越されてしまった。


とはいえ、私も今月は主宰の花丸をいただくなど、好調だった。

花丸をいただいた句

長茄子も丸茄子も浮く井戸の水

句会ではそれほど点は入らなかったが自信作だった。良い句の条件である「絵に描ける句」であるとお褒めをいただいた。

# プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

# ブログランキング

ブログランキングに参加しています。 クリックで応援して下さい!

# 最新記事

# カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

# メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

# 初心者向け基本書籍

# 検索フォーム

# ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

# QRコード

QR