専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 「天穹」10月号

天穹」10月号が届いた。

掲載順はよくなかったが、主宰の花丸をいただくことが出来た。

成田句会」立ち上げに参加させていただいて1年あまり、ここ数ヶ月、メンバーの成績が上昇してきた。
うかうかしていられない!
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# 映画 聲の形

ネタバレ無し
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全くノーマークだったが、山田尚子監督作品と聞いては見ない訳にはいかない。
『映画 けいおん!』も『たまこラブストーリー』も劇場で見ているからな。「たまこ」なんて亀有まで見に行ったが、これは地元で見られるので有り難い。
絵柄が京アニらしくないので気が付かなかった。(見たら「けいおん!」の澪にそっくりなキャラクターが出てきたが)

原作漫画は読んでいないが、このアニメ化の難しそうな作品を力わざで纏めているのは、さすが山田尚子の力量。

テーマは人間とは不完全な存在である、というものであろうが、生きる力を与えてくれる作品であった。特に若い人に見てもらいたい作品である。
とはいえラストはエヴァの26話かと思った。流石にやり過ぎでは。

しかし女の子をエロさなしでこれだけ可愛く描けるのは山田尚子の他にはいない。
同じ京アニ(京都アニメーション)作品でも、涼宮にしても長門にしても、千反田えるでも、男性監督の作品のヒロインはどことなくエロスを漂わせているものだが・・・。(別にエロスを否定している訳ではないが)

★★★★☆
星4つは『君の名は。』と同じだが、これは期待度の差で、新海作品は辛目に採点してしまったため。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

# 「俳句」10月号鑑賞

青空をしばらく借りて秋刀魚焼く  鷹羽狩行

もくもく煙る秋刀魚も「青空を借りる」つもりで焼くとは発送の転換です。
ちなみに「たかはしゅぎょう」とワードで打ったら一発で「鷹羽狩行」と変換されました。

立つときは灯をともすとき暮の秋

本など読んでいて「少し暗くなったな」と気づいたら既に灯を灯す時間だった。秋の暮などによくある光景です。

秋の波打ち上げし藻の半乾き  棚山波朗

ありますね、こういうこと。秋は乾くのも早いのでしょう。

支へ木の殖えたる松の手入れかな  山川幸子

「松手入れ」に、松が立派に成長している様子も付け加えている雄大さを感じました。

迎へ火やまだ日の高き山の端  中澤康人
送り火やたそがれ星の出づる刻


「迎え火は寂しがっているから早く迎えに行こう」「送り火は名残惜しいから遅い時間に送ろう」、「や」で切っていることからも、新盆ではないかと推察されます。

直射光底も明るき鮑漁  石井いさお

鮑漁といえば海女のそれを連想します。澄んだ水の中に夏の日差しが差し込んでいる情景が目に浮かびます。

痩身の禰宜風に耐ふ山開  古田紀一

痩身に装束は確かに山の風には厳しそうです。しかし俳諧味ではなく、厳かな景が浮かんできます。

高原に寝て鼻先に星月夜  山田真砂年

テントではなく、直に寝ているということは、登山やキャンプではなく、星を見るためのもの。宵の頃は雲が出ていても、深夜は晴れることがありますから、寝袋にでもくるまってのんびり待ちます。晴れてくるとまさに鼻先に星が迫ってくるように見えます。

衣被剝いてつるりと人を恋ふ  鹿又英一

何気ないひととき、例えば衣被がつるりときれいに剝けても、話す人が側にいないとき、寂しさを感じる一瞬を上手く切り取っています。

軽きものばかりを下げて草の市  益岡茱萸

たまたま草市に出くわした。あれも欲しいこれも必要だと思いながらも、そのつもりで来たわけではないから運ぶ三段を考えていない、とりあえず持ち帰れる軽いものだけを求めたという景であろう。

虫の浮く消火バケツや秋暑し  大西 朋

部屋のコーナーなどに重ねて置いてある「消火バケツ」は消火器の代替品であり蓋がしてあるが、揚句のは屋外に置いてある赤いバケツ。これが出てくる俳句は相当珍しいと思われるが、「秋暑し」と「虫の浮く」が付き過ぎのような気がするのを打ち消している。

テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

# メール句会

9月メール句会の結果をまとめていただいた。点盛りはよかった。

さて、そろそろ本業の方が忙しくなりそうである。明日の新聞に載るかな?

# 「俳句四季」10月号鑑賞

入口も出口もくらし蝉時雨  蘭草慶子

蝉は当然樹上で鳴いている。木陰に入る時、ワーッと蝉時雨が聞こえ、出たらまた静かになる。

岩に岩重ねて空やザイル干す

「ザイル干す」が上手い。これにより、単発の山行ではなく、ベースキャンプを張って毎日岩場を攻略する様子が伺える。

稲扱や田の借り賃は米一俵  森下秋露

小作料を金銭ではなく米で渡す。農地法3条違反ではないかと思うが、いわゆる歴史的な意味での「小作人」ではなく、後継者のいない田を管理してもらう意味合いの強いものであろう。

ドアあけて部屋なまぬるき厄日かな  兼城 雄

厄日の頃になると、外は夕方になると涼しくなるが、帰ってきた部屋は昼間の熱がこもって生暖かい。上手く言い表しています。

秋扇の裏にて聞きしわが不評  山本千代子

ドア一枚挟んでちょっとした悪口でも耳にしたのでしょうか。「秋扇の裏」とすることにより詩情が生まれます。

花はみな星の容に夏野菜  名村早智子

確かに、言われてみれば野菜の花の多くは星型です。目の前にある野菜の新鮮さを、花を使って見事に表現しています。

夏帽の子らに七節後退り  山﨑千枝子

昆虫採集かいたずらか。人間の中でも危害を加える相手と解ったかのように見えたのでしょうか。

御嶽のよく見える日や蕎麦の花  菊井稔子

噴火の被害を出した御嶽。山裾は蕎麦の産地であり、蕎麦の名店もあります。入山規制は解けませんが、蕎麦畑は復興したのですね。

撫子の奔放許す大河原  東 良子

日本女性の淑やかさを象徴する撫子ですが、河原などの野生のものは確かに奔放、というか野生の逞しさを感じますね。日本の現代女性のように。

# スーパーのチラシ

これは近所のスーパーのチラシである。
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カレンダーの横に「秋分節」「寒露節」という二十四節気、そして七十二候とその解説が書かれている。

チラシの担当者か社長さんが俳人なのだろうか?

テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

# 『君の名は。』最終興行収入予想

今日もしつこく『君の名は。』の話題。
というのも、「興行収入100億円突破」のニュースが入ったからである。(公開28日目)

ここで大胆にも、「最終興行収入」を予想してみる。(結果が出るのは年明けくらい)

『君の名は。』の最終興行収入は、ズバリ、240~250億円

ファーストラン(公開初週末)で興収9億円余りを叩き出したときは「最終興収60億円」などと言っていたのが隔世の感である。

私が予想した、240~250億円というのは、国内歴代では第4位に相当する。
ちなみに、上位3位までは「千と千尋」304億円、「タイタニック」272億円、「アナ雪」259億円である。つまり、「アナ雪」には少し及ばないかな? という予想を立てた。

とはいえ、実は「君の名は。」は「アナ雪」よりもハイペースである。「アナ雪」が興収100億円を突破したのは公開36日目
「アナ雪」は観客動員ランキングが1度の2位を挟んで16週目まで、通算15週1位を獲得している。そして、「千と千尋」も1度の2位を挟んで16週目まで通算15回、1位となっている。ちなみに、「千と千尋」が興収100億円を突破したタイミングはわからないが、公開31日目に130億円を突破している。

つまり、社会現象となるような大ヒット映画が観客動員数1位を続けられるのは、だいたい公開16週目が目安、ということは言えるのではないか。これを8月26日公開の「君の名は。」に当てはめると、今年の12月第1週まで1位を守る必要があるが、12月の公開予定の映画でヒットしそうなのは、2週目の「海賊と呼ばれた男」と3週目の「妖怪ウォッチ」くらいかと思うので、「12月1週目まで1位」の達成は夢物語ではない。(10月下旬の「ブリジット・ジョーンズの日記」が少し手強いか。もしかしたらここで一度1位を明け渡すかも。「ジェイソン・ボーン」は大丈夫でしょう)

しかし、「千と千尋」「アナ雪」と違うのは、その間に長期休暇がないこと。「千と千尋」は夏休み序盤の公開でガッポリ稼いだし、「アナ雪」は春休みとゴールデンウィークが味方した。

テーマ:映画 - ジャンル:映画

# 「俳句四季」「俳句」10月号

「俳句」8月号に掲載された「天穹」佐々木建成主宰の作品についての評が「俳句四季」「俳句」の10月号にそれぞれ掲載されている。

俳句四季」では大牧広氏の「すぐれた俳句達」の中に一句。

俳句」は高野ムツオ氏、土肥あき子氏、大谷弘至氏による「合評鼎談」に五句掲載されている。

特に後者では、高野ムツオ氏が、

コンビニの珈琲うまし終戦日

について、終戦当時と比較して今ではどこでも手軽にコーヒーが飲めることを、神野紗希氏の

コンビニのおでんが好きで星きれい

に対比させ、「その人の年齢なりのコンビニを詠める」と評されている。



「俳句」の「平成俳壇」には今月も投句したが、残念ながら掲載はなし(自信作も一句あったんだが・・・)。「天穹」の他の方も、「佳作」には何名か名前をお見かけしたが、「秀逸」以上は私の気づいた限りではおられなかった。

# 秋分

二十四節気としての「秋分」で作られている句は少ないようだ。祝日としての「秋分の日」も季語になっているが、一般的には「秋彼岸」とその傍題が季語としては作例が多い。

今年もこの一週間を「シルバーウィーク」などと呼ばれている。
昨年はこの日が水曜日に来たので、祝日法第3条第3項により休日が一日増えて「プラチナウィーク」などとも呼ばれていた。

「ゴールデンウィーク」「黄金週間」は字数が多いという決定的な欠点があることと、期間内に立夏があったりして季語としてこなれているとは言えないが、将来「シルバーウィーク」「プラチナウィーク」も季語となるのだろうか?

# 天空会月例会

所属している結社、「天穹」は、全国(海外にも)に40ほどの支部があり、多くの会員はどこかの支部に属している。基本的に、支部毎に句会が開かれていてそこに参加するが、厳密なものではなく、「本籍」の支部以外にいくつかの句会を掛け持ちする人も多い。私は「天空会」という支部に所属していて、「成田」支部の句会にも参加している。
「天空会」は主宰が作られた支部であり、読んで字のごとく、主宰を始め空港関係の方が多いのだが、直接主宰にご指導いただけるということで他の支部の方が大勢参加されている。

さて、今日の例会の話題は何といっても、

本日発売の『俳句四季 10月号』。

「今月の華」のページに見開き2ページに渡って佐々木建成主宰が紹介されている。

句会後の懇親会では写真撮影の秘話なども伺った。







(↓ここから下は読み飛ばして下さい。)

ちなみに、私はAmazonで注文して本日届いたが、時々このブログでこんな風に本などを紹介することがあるが、この「俳句四季」の画像をクリックしていただくと「Amazon」のページに飛んでいって、この本が注文できるようになっている。そして、このページから飛んで注文していただけると、「紹介料」として幾ばくかが私の懐に入るようになっている。(支払う金額は変わりません)
ですので、もしAmazonで本など注文する方がおられたら、この私のブログから飛んでご注文下さい。

# プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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