専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 「天穹」8月号

「天穹」8月号が届いた。

今日、やはり会員の方で今月号から句が掲載される方と話していて、「毎月29日あたりが発送日のようですよ」「じゃあ届くのは明後日くらいかしらね」なんて話をしていた(床屋さんで髪を切ってもらっていた)が、今月は週末に掛かるので28日に発送作業があったのだろう。有り難い。

今月号は、掲載順位もよくて花丸もいただけたのも嬉しいが、何といっても5月に大阪で開催された夏の大会の記事を書いていたので、出来が気になっていたところであった。

それぞれのパートごとに執筆担当者が別れていて、私は句会の担当だったが、前例を踏襲しすぎて硬い文章になってしまっているように思えた。なかなか難しい。

写真は「自分だからわかる」ものが横顔で一枚。
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# メール句会

メール句会の結果をいただいた。

今回の点盛りはイマイチ。特に、投句4句中3句に点が入らなかった。しかも、そのうちの1句はそれなりの自信作だったのである。

こういう時はその後の取扱いが難しい。
点の沢山入った句や、指導者の選に入った句は、迷わず結社誌に投句する。
点が入らなかった自信句は、敢えて結社誌に出すという方法もあるし、角川「俳句」の平成俳壇や、他の俳句大会などに出すという手もある。

今回のはどうしようか・・・?

# デービッド・アトキンソン「新・所得倍増論」



著者は日本の観光立国化へのオピニオンリーダー。観光地化について言っていることはいちいちもっともだと思うが、この人の言っていることばかりを鵜呑みにしても仕方がない。別の、複数の論者が登場することが望ましい。
そもそもこの方は観光業界の出身ではなく、出自は金融業界(アナリスト)である。
本書のような分野が本職のはずである。

要するに、日本は様々な規制や変化を受け入れづらい国民性が邪魔をして生産性が低いままであり、このままでは世界においていかれる、というのが本書の主題である。
「生産性」については昨今、色々な人が色々なこと言っているが、この人の言うことは比較的まともである。エピデンスを駆使した論説には納得感が強い。

しかし、日本人の持っている「自信」について、「世界第何位」というのは人口が世界11位であることを勘案すべきで、オリンピックのメダルは世界11位だが人口比で考えると50位、ノーベル賞受賞者は6位だが同じく人口比では39位(科学3賞・経済学賞では29位)というのは首肯するが、「輸出額は4位だが人口比では44位」というのは納得が行かない。
もちろん、国境がすべて海で、しかも東~南は広大な太平洋が広がっており、北は陸地はあるがシベリアであるという地政学的なハンデもあるが、そもそも日本は輸出に頼る経済ではなかった。むしろ、貿易黒字が拡大しすぎることを懸念して「内需拡大」を旗印にしてきたのであり、「貿易に頼らない経済」が日本の特徴だったはずだ。(だから携帯電話やファミリーカーがガラパゴス化したわけだ)著者はアナリストだからこれはわかっているはずだが・・・。
無論、人口減の今後においては輸出増を増やす必要があるということについては賛成である。近隣国が発展して大きな市場が生まれたことも追い風であろう。

また、GDPは3位だが一人あたりは27位、っていうのはそれくらいでしょう。
上位にいるのは産油国と、ルクセンブルクやシンガポールなどの都市国家。シンガポールと比べるなら、東京では大きすぎるから、「大阪市」とかで比べるべきであろう。ざっと計算すると、大阪の方がやや高いようだ。
それはそうと、ドイツには若干離されているが、イギリスやフランスとは同程度(日本がやや低い)であり、そんなものでしょう。

本書で深く首肯したのは、日本の農業生産性の低さについてである。やっと最近になって、法人化が認められ、農地の集約化に舵が来られたが、戦後70年近くに渡って「小作人の開放」を目的とした農地法に縛られ続けていたのは遅きに失した感がある。


★★★☆☆
処方箋として、「株主が声を上げて経営者にプレッシャーをかけて株価と生産性を上げる」ということが提示されているが、「それだけかい?」という印象。

# 「俳句」8月号



角川「俳句」8月号が昨日の発売日に届き、一読した。

特集記事は「一物仕立ての俳句」。
言われてみれば、取り合わせの句は藤田湘子の『20週俳句入門』などすぐに思い浮かぶが、一物仕立てに敢えてスポットを当てることは少ないのではないか。
取り合わせと違い、一物仕立ては茫として簡単に分類出来ないからか。
何れにせよ、興味深く読むことが出来た。


平成俳壇は今井聖先生選の佳作に一句。

春の蝶マンション管理人の職

ここのところ、空家問題と同様にマンション管理人の高齢化・不在化が問題となっている。日本にスラムが登場するのも遠くない、、、かも。

# 夏の家族旅行

ブログ更新がしばらく止まってしまいましたが、家族旅行に行っていました。
行き先は山梨・静岡。


7月21日(金)
今年は思い切って夏休み初日から旅行。
8月11日に娘のピアノの発表会、8月下旬は文化祭の準備などがあり、早めに行くことにしました。

初日は、まず山梨市でもも狩り。
もも狩り
5個も食べちゃいました。

富士急
続いて富士急ハイランド。
リニューアルした(そしてすぐにトラブルが発生した)「ド・ドドンパ」や写真の「FUJIYAMA」には子供たちは怖がって乗らず、水に濡れるような夏らしいアトラクションを楽しんでいました。

汗に濡れ冷や汗に濡れ遊園地

泊まりは河口湖。


7月22日(土)

朝霧高原でソフトクリームを食べ、白糸の滝へ。
白糸

最近日本でも導入されつつある、英国圏ではおなじみの交差点・ラウンドアバウト。
ラウンドアバウト
白糸の滝への入り口がこうなっていました。
大都会でなければ、信号の設置・維持管理費がかからずに良いかも知れません。

2泊目は、来年の下見というわけでもありませんが、
つま恋
つま恋リゾートに泊まりました。

かつて中島みゆきや世良公則を輩出した「ヤマハポピュラーコンテスト(ポプコン)」の開催地だったこともあり、ヤマハの印象が強いのですが、今年から経営が代わったそうです。
それでもレストランでは、ヤマハのピアノが自動演奏されていました。

ここに泊まった目的は大きなプール。子供たちは、4種類のスライダーで計10回以上滑り、大満足した模様。

恋人らの居場所の狭きプールかな


7月23日(日)

旅行最終日は沼津へ。漁港は大変な人出。

沼津港深海魚水族館も、激混みでした。
沼水

それでもせっかく来たんだからと、列に並んで回転寿司を食べました。これは美味しかった!

旅の最後は柿田川公園(柿田川湧水群)。
柿田川
人出はそこそこでしたが、ほとんどが県内ナンバー。
未だ隠れた穴場のようです。

ペットボトルに名水を詰め込んで帰路へ。

旅程を通して、富士山は殆ど見られませんでした。
天気が良ければ、「三島スカイウォーク」から富士山を見るつもりだったのですが。

雪解富士けふの登山者何ヶ国

# 天空会例会

今日は天空会の例会。点盛りはまずまず。

途中、梅雨の最後を思わせる強い雨に見舞われたが、会が終わる頃にはあがっていた。

終了後の懇親会は、今日は娘の誕生日なので失礼した。

娘は今日で10歳。世の中では「二分の一成人式」なるイベントも一般化しているようだが、娘の周囲では聞かない。

誕生会のケーキは、ここ数年アイスケーキである。当たり前だが、毎年同じ暑い時期になる。

# 「メヌエット」 石井信生

メヌエット

石井信生氏の第一句集。
氏は「天穹」の編集に携わられておられるが、兄弟結社である「創生」の編集部長でもあるそうで、本句集も「創生叢書」と銘打たれている。


ポストまで歩けるほどの春の風邪
すててこのままでは遠きポストかな


俳句を始めてから、句稿送付などポストのお世話になることがとても増えました。
作者のお宅からそう遠くない場所にポストはあるようですが、多少の風邪であれば歩いていけるが、すすてこでは憚られる、といった距離かと思われます。

松手入頭も弟子も無精髭

「技は盗んで覚える」時代ではないのかもしれませんが、職人としての生き方など、師を手本とする部分は多いと思われます。無精髭も。

ウィーンより「蒼きドナウ」の御慶かな

大晦日は紅白歌合戦、元旦は演芸番組を見るばかりが日本人ではありません。音楽関係の教育者であった作者はN響の第九と、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで年末年始を過ごされるのでしょう。

偉さうな名医の打診大西瓜

ベテランの農家、あるいは八百屋は訳知り顔に西瓜を指で弾いて「診断」します。「偉さうな名医」とは上手い比喩です。

燃え尽きしあとも直立曼珠沙華

曼珠沙華を炎に見立てる句は多いですが、散った後に茎だけ直立している姿を「燃え尽きし」と詠んだことが、この花の特徴を上手く捉えておられます。

オフにしてまたオンにする春炬燵

必要か必要でないか、その日のうちでも微妙な春炬燵。快適さを保つためには小まめな切り替えが大切です。

一杯の試飲の呪縛新茶買ふ

まさか本当に「試飲してしまったがための呪縛」で買われたわけではありますまい。試飲した新茶も魅力的だったのでしょう。反語的にしたところに俳諧味を感じます。

かき氷くづすアングル見つからず

ふわふわの氷が器一杯に盛られ、どこにスプーンを入れればいいかわからない事があります。贅沢な悩みと言えます。

稲刈りや軽トラックはなべて白

言われてみればその通りです。各家々が稲刈りに出て、広い田園地帯に何台も軽トラックが見えての実景が目に浮かびます。

# 成田句会

今日は成田句会。

たくさん取っていただいて、指導者の並選と「地」にも取っていただけた。こういう日もないと(笑)。


勉強熱心な伸び盛り(?)のメンバー(私も含めて)の多い会であり、雑談をしていても俳句の話に流れがちだが、生まれ育った環境による季語の捉え方の違いなども面白い。
私の時代には物心ついたときには「代掻き」は既に機械でやっていたが、先輩方の時代は無論人力で、、、とのことだが、千葉で生まれ育った方々は、群馬出身の方が「馬で引いて代を掻いていた」と言っているのを聞いて一様に驚かれていた。

考えてみれば、同じ千葉でも私の生まれは水田地帯なので、田植えも稲刈りも早くから機械が入っていたが、母の実家は西瓜や落花生の産地であり、僅かな田は田植えも稲刈りも人力でやっていた。


話は飛ぶが、日本の農業はもっと集約しないと世界に勝てない、などと言われるが、集約化とは大型機械を入れて少人数で広い面積を耕作するということなのだろうが、それは、その分エネルギーを消費するということである。

その他の産業分野でも、ロボットとか生産性の向上などと声高に叫ばれているが、いずれも動力にエネルギーは欠かせない。
小さなロボットなどは太陽光でも動くのかもしれないが、化石燃料の枯渇、またそれまでのCO2排出による温暖化など考えると、まずはロボットやAIなどよりも、エネルギー問題を解決する方が先決なのでは、とも思う。

何を言いたいかというと、あまりに社会や科学技術の発展が早く、人類がそれにかまけてばかりいると、今でも置いておかれがちな季語がどんどん古びてしまう!

# 「みさと」 第8号

地元の文芸同人誌、「みさと」の最新号をいただいた。


顔のわかる方が何人かおられるので、その方々の作品の感想を書かせていただく。

「我が山歌考(三)」  行方正暉
山歌に合わせて、アルピニスト時代の山行記録を記しているシリーズ。
今回遂に、遭難救助や「一ノ倉沢第三スラブ」の冬期登攀など「核心」に迫る部分を読むことができた。

「続・旅で出会ったイタリア人」  とうげのぼる
イタリア旅行の著書もある作者の本領発揮。
観光地化されていないイタリアの町と、そこに暮らす人々との触れ合いが慣れた筆致で描かれている。

「笑う人形」  五十嵐丈彦
毎回、詳細な調査のもとにリアリティのある物語を創作されている。
今回はベトナム戦争のアメリカ軍に傭兵として雇われた日本人の話。任務を遂行するためジャングルの奥地に進む姿は『地獄の黙示録』を思い起こしたし、ガラッと展開の変わる後半もよかった。次回作にも期待したい。

「尾垂れ浜」  松尾寅吉
京都生まれで、成田空港に奉職された著者。
やはり京都から、将門の乱を平定するため成田にやってきたお不動様の旅と、自らの人生を重ね合わされているようである。


丈彦氏と寅吉氏は俳句も嗜まれてて、句も掲載されている。

猿の尻雪落としつつ木から木へ  丈彦

実景とのこと。なかなか壮観な眺めであったと思われます。

ひと回りパークゴルフや緑陰へ  寅吉

成田近辺はパークゴルフ場が多く、主に高齢者の手軽なレジャーとして年々盛んになっています。

# 祭

7月の第2日曜と、その前の金土の三日間、今年は7月7~9日は成田祗園祭(成田山祇園会)である。

私が子供の頃は地元の小さな祭りだったが、年々規模が大きくなり、ここ数年はとんでもない人出である。
人混みが嫌いな私は上の子が中学に入り、付添いが必要なくなってからは近づかないようにしている。

さて、歳時記を見ると「」は本来は葵祭のことであるが、各地の祭に使用できるとある。
対して「祇園会」は京都八坂神社の祇園祭のみを指し、各地の祇園祭、たとえばこの成田祇園祭には使えない。

そういえば、なぜお寺なのに祇園会なのかと思っていたが、成田山にある「権現社」のお祭りとのこと。


スピナーを指で回して山車を待つ

アメリカ発とかいう「ハンドスピナー」とかいう玩具が流行っているらしい。
子供たちは夜店で別々に、この玩具をクジで引いて持って帰ってきた。
ハンスピ
試しに回してみたが、どこが面白いのかさっぱり・・・

# プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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