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「俳句」3月号


角川「俳句」3月号が届いた。

星野立子賞、星野立子新人賞の発表がされていた。
私も応募した「星野立子新人賞」、今までは早めに来ていた落選通知(?)はこの「俳句」3月号と同時に届いた。


へのこ岩ほと岩しばれ相古ぶ  高橋陸郎

日本文化は古来より性をタブーしなかった。神社などに堂々としてあったそれらも、新しいものが作られることは稀で、皆古びて行くのだろう。

家訪ねあぐねて数へ日を減らす  今瀬剛一

今年のうちにあの人に会っておかないと、と思いつつ会えず、数え日も減らしてしまう。年末だからこその感である。

このポストまだ生きてをり雪催  櫂未知子

旅先などで投函しなければならない時、「ここに投函して大丈夫だろうか」と不安になるようなポストに出会うことがある。よく見ると集荷時間が書かれており、現役であることがわかる。
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平昌オリンピック③

平昌オリンピックが閉幕した。

「過去最高のメダル数」が連呼されているが、過去最高の種目数だったことも忘れてはならない。

今大会の日本のメダル数は13。総メダル数は307(同点がいるため?3で割り切れない)だから、日本のメダル占有率は4.2%。

ソチの2.7%よりは上昇しているが、自国開催だった長野の4.9%より低いし、日本勢が大活躍したアルベールビルの4.1%とほぼ同じ。
総メダル数は、アルベールビルの171から倍近くに増えている。

ちなみに、夏季オリンピックは、1964年の東京の総メダル数504に対して、2016年リオは974だから増加率は193%。2倍弱なのに対して、
冬のオリンピックは東京と同じ1964年インスブルックの104から、今回2018年平昌は307と、295%の増。3倍近い。

スノーボードなど新しい人気競技が出現したからではあるが、「過去最高のメダル数」は割り引いて捉える必要がある。

そして、メダル数上位のノルウェー、ドイツなどはバイアスロンやソリ系(ボブスレー、リュージュ、スケルトン)が強く(バイアスロンはドイツ、フランス、スウェーデン、ノルウェーで全メダルの2/3、ボブスレー・リュージュはドイツがほぼ半数)、この分野での日本勢の強化はあまり現実的ではない。
メダルがすべてではもちろんないが、増やしたいなら、アルペンやクロスカントリースキーを強化すべきだろう。フリースタイルスキーやスノーボードと比べて日本選手は体格が不利になるのかな?


そして、今大会のMVPは、スキーとスノーボードの二刀流・レデツカではなく、何と言っても北朝鮮だろう。金与正や「美女応援団」が来てくれたおかげで、少なくもと大会期間中のミサイル攻撃は限りなくゼロに近かった。緊張のまま会期に突入していたらおちおち競技などやっていられなかったはずである。

千草句会

地元の吟行句会、「千草句会」に三回目の参加。
吟行地は「梅まつり」開催中の成田山公園。
梅まつり

芭蕉句碑
成田山芭蕉句碑
などもあるが、

今日は、
津軽三味線
佐藤通弘の津軽三味線と、福士豊桜の津軽民謡の無料ライブがあった。
津軽民謡は五大民謡「あいや節」「おはら節」「三下り」「じょんから節」「よされ節」があるそうだが、これらをすべて披露していただいた。5つを一遍に聴ける機会はそうないそうである。
寒かったが、大満足。演者は紋付袴だけだったのでもっと寒そうだった。

野点は先週参加したので今日は遠慮して、先週は時間がなくて出来なかった投句はしっかりしてきた。

句会の方は、例によって兼題が2題出ていて用意はしていたが、吟行句優先の指導の元、今日は調子が良くて7句すべて吟行句を投句した。
吟行の難しいところの一つに自選があり、普段は少なくとも2~3日は「寝かせて」から自選するのだが、吟行ではそうはいかない。
それでも今日は調子が良かったせいか点も入り、指導者の選にも入った。
もちろん、先週同じ場所に行っていたという「予習」が効いていたことが大きい。先週は私のお茶の先生が順番だった野点に参加しただけだったのだが、心理的に全く違った。

いかなる句を作りたいか

今日は「プレバト」を見ようと急いで帰ってきたが、残念、特待生試験からしか見られなかった。

「専門俳人を目指す」などと公言し、日々努力しているつもりである一方、「たかが俳句」と思うこともある。それを言ったら「たかが人生」「たかが仕事」でもあるわけだが。

さて、「専門俳人を目指す」とは、考えてみれば漠然としている。「◯◯賞」を取りたいのか、角川「俳句」の巻頭50句に載りたいのか、大結社を主宰として率いたいのか、俳句だけで食べていきたいのか。

私の場合は、「その季語の代表句」を生涯1句でいいからものにしたい、と思っている。例えば今の季節なら「鎌倉を驚かしたる余寒あり」とか「冴えかへるもののひとつに夜の鼻」みたいな。
一応、そのくらいの気概を持って作句しているが、句会での成績もそれなりに(いやかなり)気になってしまうことはご愛嬌。
(十年に一度の大ホームランのためにそれ以外は三振で構わない、、、との心境にはなかなかなれない)

金子兜太氏死去

「海程」終刊には間に合わず。ノーベル賞受賞も間に合わず。

一昨日、時事通信社が「死去」の誤報を流していたので相当お悪いのではと思っていたが。

天空会例会

いつもは午後お休みをとって参加するのだが、今日は休日出勤の代休が取れたので、家から出撃。
先週から飲み始めた花粉症の薬の副作用で眠くて眠くて、、、

句会は主宰の並選はいただけたが、点盛りは低調。ここ数ヶ月、これまで以上に多作しているので、「あっちの句を出しておけばよかったかな?」などと思うのだが、これは存外と言うべき。投句候補としたすべての句を、(投句した句もしなかった句も)点が入るレベルにしておけば良いだけの話である。
もちろん、点が入ることばかりを目標に作句・投句しているわけでないことは言うまでもない。

今回は、兼題で「魚氷に上る」が出た。私にとっては難しい、作りづらい題であったが、なかなか上手に取り合わせて詠んでおられる方がいた。

紅梅、白梅

梅まつり

成田山公園の「梅まつり」に行ってきた。紅梅は満開近いが、白梅は五分は咲いてないかな? という程度。

いろいろなイベントが催されているが、私は時間がなかったので野点だけ参加してきた。投句箱も設置されており、毎年投句しているがこちらも時間がなくてパス。

成田山奥に梅林隠れをり

春節

今年の春節(旧正月)は遅めの、今日、2月16日。

成田空港は数年前と違い、「春節?」と思うくらい人が少ない。みんな平昌に行っているのかな? その割には韓国語もそこそこ聞こえるが。

そんな中、ここ最近よく見かけるのが、「日本滑雪中毒者」というウェルカムボード。

「体験型ツアーが人気」という昨今の報道を裏付けるものだが、このネーミングが気に入っている。

と思ったが、次回のオリンピックは北京。中国のスキー場事情はどうなのだろう? 中国には高山も寒い場所も多いが、スキー場はまだそれほど整備されていないのかな? 当然のことだが、山にリフトを掛ければいいというだけの話ではなく、宿や交通も整備しなければならない。山に温泉街があり、鉄道が引かれていた日本は、スキー場を整備する条件に恵まれていた。

上海、深セン、広州あたりからなら日本に来る方がスキー場までのアクセスは良いのであろう。いや、香港からのスキー客か。

成田句会

今日は成田句会だった。

先月は、せっかく先生の「天」を頂いたのに風邪でお休みしてしまったが、今日も「地」をいただけた。

今月は、仕事で北海道に滞在していて、しばらく欠席していた方からの欠席投句があった。「流氷」の季語の句があったが、実際に見たものと思われた。

矢作俊彦 「ららら科學の子」



三島賞受賞作。
1968年、学生運動で指名手配を受けた主人公は紅衛兵となるために中国に密航する。
文革の方向転換で下放されて農村に30年、今度は蛇頭を頼って帰国してきた。
1998年、中国も都市部ではかなり発展していたはずだが、辺境にいた主人公にとって日本は変わりすぎており、現在では裏社会の顔役となっていた旧友の助けを借りてかつての「自分」を取り戻してゆく。
中国時代の「回想」がところどころ散りばめられて、全編を読み通せば中国での30年も浮かび上がってくる。

★★★★★
純文学系の三島賞受賞作であるが、中身は矢作俊彦らしいハードボイルド作品。


この本のタイトルを見て、俳句を嗜む人は小川軽舟の句、

かつてラララ科学の子たり青写真

を連想する方も多いのではないかと思うが、読んでいるうちにこんな記述が見つかった。

「写真の長嶋は、白髪の老人だった。先刻、洋服屋の店先に映った自分の姿より、それは胸に痛かった。(126p)」

これは
日記果つ父老い長嶋茂雄老い

を連想させる。どちらも『呼鈴』(2012)所蔵。

本書が単行本化されたのは2003年であるから、もしかしたら小川軽舟は本書を読んで上記2句を創作したのかもしれない。
プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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