専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 「天穹」5月号鑑賞(1)

剪定師小はぜきちりと大使館  佐々木建成

イタリア大使館が有名ですが、日本庭園をしつらえている大使館があります。中で働く植木職人はもちろん日本人、とも限りませんが日本庭園の職人なので地下足袋を履き、見るからに仕事ができそうで庭の一部にもなっています。

淡雪の東京駅が深呼吸  福田龍青

今年は三月まで雪が降りました。淡雪に覆われた東京駅が「深呼吸」しているという見立てはなるほど。吐いているのではなく吸い込んでいる状態に思えます。

朧夜の鍵穴に鍵うろうろす  野間しげる

闇夜もあるのですから暗くて見えなかったわけではなく、朧月に見惚れていたか、物思いに耽っていたかと思われます。

散らかして不落の牙城春炬燵  安江利子

何でも炬燵の上や周りに必要なものを置いておくと、春になる頃には難攻不落の城になる。ご自分のことでしょうか? 俳諧味を持たせています。

軒先に密漁といふ和布干す  山口美智

私も時たま千葉の海で和布拾いをやりますが、何といっても刺身が美味ですが大漁であれば干すのももちろん良いですね。
千葉では刈り取らなければ、拾うだけなら密漁とはなりませんが、全国的にそうなのかは知りません。密漁と言いつつも堂々と軒先に干しているのがいいですね。

何の咎あつて連座の目刺かな  籠田幸鳴

何とも思わず食べてしまいますが、目を刺されて吊るされるとは考えてみれば残酷です。「連座」が面白いです。


(以上、主宰詠、「風悠」欄、副主宰詠より)
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鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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