専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 「天穹」5月号鑑賞(3)

赤紐のスポーツシューズ青き踏む  藤栄誠治郎

「赤紐」と断っているということは靴の本体は赤ではなく別の色(例えば黄色)、また「青き踏む」といっても実際には緑か黄緑、更にいえばまだまだ枯れ草も多い状態であろう。色々な「色」を想像できて楽しい。

寒鰤や家持の憂さ癒しけむ  塚本一夫

家持が赴任していた時代から越中が寒鰤の産地だったかはわかりませんが、時の政変に翻弄されつつも政治家として、また歌人として名を残した家持と、出世魚である寒鰤が響き合っているように思います。

啓蟄や弱気はげます万歩計  鈴木優子

ついつい億劫になってしまう運動も、例えばウォーキングであれば万歩計の数字が増えていくことで「励まされている」気がします。万物が動き出す啓蟄ならではの句です。

子を膝に子育て論や雛の客  佐藤俊童

「正解はない」と言われる子育て。経験豊富な年配者か、はたまた今流行りのイクメンか、客の一家言を聞き流しているようにも読み取れます。

墨堤に居並ぶ膝や桜餅  大町千枝

隅田川沿いにある長命寺、桜餅を買った側から墨堤に座り、川を眺めながらいただくのは気持ちのいいことでしょう。


(以上、「風韻」欄よリ。)

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鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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