専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 「天穹」5月号鑑賞(4)

ややこしき人の嫉妬や猫の恋  藤本さな女

なんでこんなことまで、と思うほど人の嫉妬の種は尽きず、気をつけていないと妙なことに巻き込まれかねません。自由そうな猫の恋愛が羨ましい?

ものの芽へ蠢くものに犬の鼻  山下早千子

犬の鼻との取り合わせがお見事です。冬が終わり、景色が変わってきた様子に犬も興味津々です。

空白のスコアボードや土手青む  島田道世

河川敷の野球場でしょうか。スコアボードを使わないほどの、草野球までいかない気楽なお遊びか。のんびりした様子が伝わってきます。

冴返る外科病棟の常夜灯  利光克孝

外科病棟ですから、深夜の常夜灯は何か特別な意味合いが見い出せそうです。「冴返る」が効いています。

春浅き夜をサックスの叫びかな  坂場正保

浅い春の夜、当然まだ寒い時期ですが、肺活量を使うサックス奏者はそれほど厚着はしていないはず。薄着で必死に吹いている様はまさに「叫び」。季語も「サックス」も動きません。

春来る小町通りのクレープ屋  浜崎かづき

四季折々の楽しみのある鎌倉、春が来て少し人も増えてきた頃でしょうか。冬牡丹もいいですが、クレープもまたいいですね。

喰積の味年毎に薄くなり  山川千鶴子

基本的には味付けの濃いお節料理。生活習慣病予防のため、工夫して塩分を抑えているのでしょう。主婦の知恵と努力が伺えます。


(以上、「風霜」欄よリ。)
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鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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