専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎

1日の「映画の日」割引を利用してレイトショーで見てきた。
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登場人物の空海、白楽天は同世代人だからいいが、楊貴妃、阿倍仲麻呂は時代が違うと思っていたが、劇中の空海、白楽天が数十年前の楊貴妃の死の真相を探る、というストーリーで、年代の齟齬はなかった。

制作費150億円。中国の興収100億円、日本での興収10億円と制作費通りのヒットとはならなかったが、映画の大市場となった中国に向けて、中国でも知られた日本人キャストを使った映画を合作で作るというアイデアは悪くない。今後もこの手の作品は増えるのではないか。

さて、白楽天はともかく、空海なんて中国人に知られているのかと疑問だったが、中国題は「妖猫伝」。なるほど。
空海が登場する必要性については、皇帝の変死に居合わせた「倭人の妖術使い」であり、同じように近くにいた白楽天と謎を解く、という設定にされている。
そして、白楽天の作った、玄宗皇帝と楊貴妃を詠った「長恨歌」と、楊貴妃の死の謎がメインストーリーとなるのだが、探偵役の空海、白楽天はともかく、依頼人に該当される皇帝一族とその周囲の人物たちに感情移入できる作りになっておらず、引き込まれて行かない。
阿倍仲麻呂が出てくる理由についても、玄宗、楊貴妃、李白が出てくるのだから玄宗の側近だった仲麻呂がいてもおかしくない、程度の理由付けしかない。あるいは、仲麻呂の日記が謎を解くヒントとなっているので、それが日本語で書かれていたため空海しか読めなかった、という理屈なのかもしれないが、はっきり「日本語で書かれた日記」と断わられていたわけではなかった。

見どころは、時代考証はよくわからないが大変精密な長安の町並みと、美女たちの衣装。本当にお金がかかっているのがわかる。

染谷将太は「剃髪したときの頭の形の良さ」を監督にアピールしてこの役を得たそうだが、確かにいい形で、丸顔・丸頭が肖像画の空海のイメージにかなり近づいている。白楽天役の黄軒の飄々とした演技もいい。

★★☆☆☆
もう少しじっくり脚本を練ったほうが良かったかも。夢枕獏の原作には興味を持った。


予告編では、「見ようかな」と思ったのは来週公開の『坂道のアポロン』。監督とヒロインが『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』と同じ。
それから再来週公開の『ちはやふる-結び-』は前2作を見ているし、原作も読んでいるので必ず見る。
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鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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