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弥生賞

全く記憶にないが、ハイセイコーの中央競馬デビュー戦の「弥生賞」を父の肩車で見ているらしい。昭和48年3月4日だから、私は3歳。

45年後の同じ3月4日、今年の弥生賞にはヘヴィータンクという馬が出てきた。この皐月賞トライアルレースがデビュー戦。

競馬に詳しい向きは、昭和63年だから30年前のジュネーブシンボリという馬を思い出した方もいただろう。
この馬はダービートライアルの青葉賞が初出走だった。
このジュネーブシンボリ、和田オーナー・畠山調教師ともにこの年期待の1頭であり、本気でダービーを狙ってこのレースに出してきた。結果は惜しくも4着。この後6勝を挙げ、大レースには勝てなかったものの息の長い活躍をした。

今年のヘヴィータンクは、昭和59年の「グレード制導入」以来、重賞がデビュー戦は初、という報道がされているが、ジュネーブシンボリの頃の青葉賞はまだ重賞になっていなかった。

このヘヴィータンク、ジュネーブシンボリとはかなり事情が異なるようである。
デビュー戦で1番人気だったジュネーブシンボリに比べ、10頭中の9番人気だったのは調教で全く走っていなかったからであり、実力的には「未勝利戦でも勝ちは望めない」程度であったはず。
出走させたのは、はっきり言って出走手当目当てである。重賞は10着まで(特別)出走手当が出る。それにタイムオーバーでの減額もない。最下位だったヘヴィータンクにも150万円ほどが支払われたようである。

故・大橋巨泉氏の著書によると、「JRAは1頭でも頭数が多いほうが1枚でも多く馬券が売れると考えている」そうであり、これが10着まで出走手当が支払われる理由。
弥生賞はクラシックを狙う有力馬が出走するため例年多頭数にはならないが、今年は一桁頭数になりそうだったので、「箸にも棒にもかからない」馬を出走させたというのが本音のようである。
ではなぜ未出走馬が重賞に出られるかといえば、通常はもちろん出られないが、クラシックのトライアルレースは例外とのこと。昔のジュネーブシンボリのような「デビューの遅れた大物」にも門戸を開いているということか。

ヘヴィータンクの陣営には批判も出るだろうが、ルールには反していない。
しかし「重戦車」なんて足の遅そうな馬名、よくつけたものだと思う。まさに「名は体を表」してしまった。

陽炎の中ジョッキーの鞭唸る
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鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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