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坂道のアポロン

ネタバレなし
アポロン

『ぼくは明日、きのうの君とデートする』と同じ「三木孝浩&小松菜奈」コンピの作品であるが、三木監督の前作『先生!、、、好きになってもいいですか?』がハズレだったので、見には行かないつもりだったが、予告編のジャズの音が良かったので、ジャズを聴きに行くくらいのつもりで見に行った。
『のだめカンタービレ』などもそうだが、音楽をテーマにした作品(漫画)の映画化は音を良くするだけである程度は見られる。

舞台は1966年。原作がその時代のようだが、現代に置き換えられない話ではないようにも思えた。読んでいないが原作との変更点の大きさを考えると、時代の違いはカバー出来る気もした。

キャストは、原作のファンには不評のようだったが、未読の私には主役の二人、知念侑李と中川大志の演技と存在感が、この映画を引っ張っているように思えた。劇中で披露するピアノとドラムはそれぞれ10ヶ月特訓したそうである(音はプロのものだが)。
ヒロイン役の小松菜奈も悪くない。

ストーリーは、友情・恋愛・挫折といった王道、悪く言えば陳腐なものであるが、キャストの力と、音楽、佐世保の町並みで見せている。
そう考えると、時代設定を原作通り60年代にしたのも成功だったかも。

佐世保北高(劇中では東高)を舞台としているのは、村上龍の『69 sixty nine』と同じである。

★★★★★
観客動員ランキングは残念ながら初登場8位。不入りである。いい作品に仕上がっているのに勿体ない!
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プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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