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俳句 5月号



金子兜太追悼号。別冊の「金子兜太読本」は後ほどゆっくり読むとして、本誌の中では秘蔵インタビューが面白かった(季語の問題やアニミズムの話など)。
昨年暮れに、よくこれだけまとまったインタビューを取れたものだと思う。


まんさくや痒い目を掻かない努力  池田澄子

「花粉症」と言わずに花粉症を詠んでいる。
私も同じことを考えてこんな句を作ってみたがイマイチ。
マスク越しも多弁な春の保険マン


公園に遊具残して鳥帰る  大串章

「遊具に止まっていた鳥が帰った」ではなく、取り合わせの句として鑑賞した。
鳥が帰ることと、無人の公園の寂しさの対比。


坐禅草昔は米を作りし田  青柳志解樹

休耕田を詠んだ句はよく見かけるが、「坐禅草」だけで深山幽谷、というより過疎化の厳しい村の景が見える。

春の庭しばらく眺め竹間引く

「しばらく眺め」がいい。きちんと間引かれて管理された竹林も美しいが、そうする前の生命力も頼もしく見える。


東京弁怖し三社の祭衆  大久保白村

神輿担ぎはあちこちに遠征する。荒っぽい浅草の担ぎ手に地元民が萎縮している姿がユーモラスである。
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プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年「天穹」入会。30年同人。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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