専門俳人を目指しています。俳句評論執筆のための文章修練、及び俳句実作。厳しい批評をお待ちしております。

# 二十四節気俳句生活

# 俳句とゴルフ

枯芝や転がる距離は有難し

これは4年前、「天穹」に入会して初めて投句したうちの一句である。当然ボツであった。

今添削するとしたらこんな感じか。
ドライバーの転がり長し芝枯るる
これも形容詞が入っているから駄目だな。



ゴルフも俳句も、すぐには上達せず、上達するためには不断の努力が必要なことは同じである。

さて、ゴルフはグリップからスタンス、スイングを教えてもらい、真っ直ぐ打てるようになるまで数ヶ月。俳句で言えば季語を覚えて切れ字の使い方、旧かな、文語文法の使い方を習って句会や吟行にも慣れるあたり。そして順調にいけば数年でアベレージゴルファー、やる気と才能のある人はシングルプレイヤーとなり、更にその上にはプロテスト合格、トーナメント参加、シード選手、そしてグランドスラマーへと進む登山ルートが敷かれている。
「角川俳句賞」などの新人賞は「プロテスト合格」か「シード獲得」か。メジャータイトルは「蛇笏賞」など。
私は「将来専門俳人になる」ことを目標に定めているので、目指すはトーナメントプロ。シード選手までは欲張るまい。
現在の私は、なんとかアベレージゴルファーにはなれたかな、といったところである。少なくとも「趣味は俳句です」と自信を持って言える。しかし、数年でシングルになるプレイヤーはいる。不断の努力で常に高みを目指していきたい。


ちなみに、ゴルフの方は、、、前にも書いたが15年やって100を切れなかった。俳句のほうがまだ才能はありそうだ。

# バリー・シール アメリカをはめた男

バリーシール
ネタバレなし

毎月1日の「映画の日」は映画を安く見ることが出来る。昼間、妻が見た別の映画はハズレだったようだが、この作品もハズレ。

死者まで出したという航空機アクションは確かに迫力はあるし、CIAのエージェントをやりながら麻薬の運び屋をやる場面はスリリングだし、物語の構成もテンポもいい。しかし、なんというか、退屈な作品だった。

事実を元に作られている作品とのことだが、あまりに荒唐無稽過ぎてリアリティを感じない。
レーガン大統領の実際のスピーチの映像が流れ、中南米の共産主義勢力に対抗するため自由主義勢力に武器を供与する場面に説得力を与えるつもりのようで、それはいいとして、それが一人の男の超人的な飛行技術によってなされたものとして描かれているが、もう少し組織立ったものだったのではないかと思う。

トム・クルーズが演じているせいか、あるいは演出なのか、主人公はどこか憎めない好人物に描かれており、世界を揺るがす大犯罪に手を染めているにしては緊張感が足らなすぎた。それも演出なのだろうが、私には響かなかった。

タイトルに「アメリカをはめた男」とあるが、むしろ「アメリカにはめられた男」の方が原題の「American Made」により近いと思う。

★☆☆☆☆

# 「天穹」11月号

天穹」11月号が届いた。今月は掲載順位も上位で、主宰の花丸もいただけた。ここのところ調子がいい。

「天穹」誌が届くのはほぼ月内で、投句の締切が毎月5日必着なので、私は届くのをタイミングとして毎月投句しているが、今月(11月5日締切の1月号作品)は「勢揃いの一句」というものがある。
これは何かというと、毎年1月下旬にある「新年大会」の句会の投句であり、全会員1句のみ投句して、これを主宰をはじめとした主要同人の方々が選句して大会当日に披講・成績発表を行うというものである。
(こういうことは他の結社でもやっているのかな? 私は疎くて全くわからない)

兼題は新年の季語を含めて5つ。今年は比較的オーソドックスなお題が出た。私が参加するようになったここ数年だが、これまで割とマイナーな季語が多かった気がする。
数年前、「氷下魚」という兼題が出て、「目立つには使う人の少ない季語を使おう」と張り切って、見たことも聞いたこともなかったのに勇躍勇んで作句した覚えがある。
私はこういう、「1句しか出せない」「会員全員が対象である」などと聞くと、「とにかく目立たなければ」と、兼題はなるべく使う人の少なそうな季語を使い、個性的と思う句を出してきたのだが、これまでいい結果が出ていない反省を踏まえて、今回は戦略は特に考えずに普通に作り、一番出来が良かったと思われる句を投句することとした。

# 授業参観

下の子(小4)の授業参観に行ってきた。
上の子(中2)にも授業参観はあるが、平日なので、行けるのは基本、下の子の時だけである。

「教えるのは学年が下がるほど難しい」とは全くそのとおりで、今日は算数の虫食い算の文章問題を丁寧に教えてくれていた。

私が気になるのは、やはり児童たちの俳句作品である。

まずは娘の作品。
俳句どんぐり
この句は以前、本人からから教えてもらっていた。
確か、
どんぐりや上からポロポロ落ちてくる
といかいう原句を、先生に
どんぐりや上からポロポロ落ちにけり
と直していただいたようだが、残念ながら「や・けり」になってしまっている。
中八も子どもらしいと言えば子どもらしいが、少し気になるので、私が添削するとしたら、
どんぐりの上からぽろろ落ちにけり
くらいかなぁ。

本日の鈴木霞童選の「天」はこの句。
俳句うさぎ
おいしいな兎がつくるだんごわな

秋の一句」というタイトルの割に冬の季語(兎)だが、これは宮沢賢治の「雪渡り」の中の印象的な一節、
きつねこんこんきつねの子、きつねの団子はうさのくそ」を踏まえていると思われる。
驚いたのは、作者が、一学期の6月の授業参観で私が「天」に選んだ作者と同じ子だったということである。
天穹」にスカウトしたい!

# 俳句 11月号



宇多喜代子氏の巻頭50句も、少し目を通した大特集「自選力の鍛え方」も、もちろん俳句甲子園も気になるところだが、それらは後ほどじっくり読むこととして、やはり今月号は「角川俳句賞発表!」を見なければ始まらない。

受賞作品、候補作品、選考座談会を順順に読んでいく。


うそ寒や蛇口のひとつずつに癖  月野ぽぽな

作者は米国在住とのことがだが、日本の学校の先生が詠んだような句である。

息止めて聖夜の肉に刃を入れる

こちらは七面鳥だろうか。海外在住「らしい」句。選評にも書かれているが、聖夜の雰囲気が「息止めて」に現れている。


候補作品の中では、兼城雄さんの作品が私は一番気に入った。

荒梅雨や獣の如く蘇鉄生え  兼城 雄

荒梅雨の蘇鉄、はまさに獣のようである。俳句ではあまり見ない「生え」が効いている。

風鈴やいつもひとりの近所の子

どんな理由があってひとりなのか。風鈴の音が、孤独であるにも関わらずそれを肯定しているかに感じた。


選考座談会を読んで、「あれ?」と思ったのは、作者が誰かわかった上で論じていたようだったこと。以前は無記名で選考していたはずだ。
予選を通過できない私に言う資格はないのだが、受賞者を含め、例えば今号の付録の俳句手帖に句の掲載されている方が何名か候補になっておられる。
顕名の選考では、もし予選通過したとしても私のような全く無名の者には不利ではないか??
などと勝手なことを考えたが、よく考えてみれば、賞のクオリティを維持するためには必要な措置なのかもしれない。
やはり私のような句歴の短い者は、まずは句を溜めて第一句集で勝負、かなあ・・・。


俳壇ヘッドライン」の中には、先日出席してきた「天穹創立二十周年」も掲載されていた。


「平成俳壇」は今井聖先生の佳作に一句取っていただきました。

適当な着付けばかりの浴衣かな

若い子たちのいい加減な浴衣の着付けに警鐘(?)を鳴らさせていただきました。(笑)
今井先生、ありがとうございました!

# ナラタージュ

ネタバレ無し
ナラタージュ

島本理生の原作というだけで、ストーリーも、タイトルの「ナラタージュ」の意味も知らずに見に行った。

有村架純主演の映画は始めて見たが、大画面のアップと様々な表情に耐え得る美貌がまず素晴らしい。
年齢的にも今が一番美しい時期だろうから、今この時にこのような作品に巡り会える、女優としての「ヒキの強さ」を感じる。
物語のメインは大学2年生の役だが、高校3年、社会人(26歳くらい?)の各年代を上手く演じ分けていた。(高校生は若干違和感も感じたが目を瞑ろう)
演技も、心理描写を丁寧に上手く演じるられていた。ちょっとしたベッドシーンにも挑戦している。

相手役のMJは、最初は単なるオッサンにしか見えなかったが、終盤まで見ていけば抑えた演技が意味を持っていたことがわかる。
恋のライバル(?)である坂口健太郎と対称的なのが印象深い。

撮影された場所がどこか、最初は全然わからなかった。
海があり、市電が走っているので函館あたりかと思っていたが、終盤で富山とわかる。

また、「ナラタージュ」の意味は、「映画などで過去を回想する手法」とのことである。なるほど。確かに、「古い映画」がところどころで出て来る。

しかし、エンドロールでMJの名前が最初に出てきたのには納得がいかない。
原作はどうか知らないが、この映画は間違いなく有村架純が主人公。このあたりもジャニーズ事務所が駄々をこねたのか?


★★★☆☆
文芸作品としてよく出来ているが、一番の見どころが「有村架純の美貌」というのは寂しい。

# 天空会例会

長雨と肌寒さが続く中、私が参加しているメインの句会「天空会」があった。

今日の成績はあまり良くなかった。

だからというわけではないが、今日は句会終了後の懇親会でいつもより飲み過ぎてしまい、都内から成田の自宅に帰り着いた今でも頭が痛い。
と言っても、いつもビール1杯のところ、今日は焼酎の水割りを1杯追加で飲んだだけである。要するに「お酒が弱い」ということである。
今はもう、最近の言葉でいうところのアルコール・ハラスメント、つまり仕事関係などで無理やり飲まされることなど無くなったが、若い頃はそれなりに苦労した。

とはいえ、今日の宴席でも出たが、日本酒の銘柄の話題などについて行けず、寂しい思いをすることもある。
寂しいと言えば、「行きつけの店」などももちろん無い。
憧れは「ボトルキープ」することであるが、そんな機会はない。

ところが、今日のこの「天空会」では毎回、懇親会の会場が決まっており、芋焼酎をボトルキープしている。
さつま美人
私個人の名前ではないが、大人になった気分である。

# 月例吟行会欠席

今日は「天穹」本部主催の月例吟行会で、会場も築地→新橋と近かったのだが、決して雨天だからといって日和ったわけではなく、最近結婚した従妹が相手を連れて挨拶に来るというので参加は見合わせた。

冷たい雨の中、参加された方々、お疲れ様でした。


従妹は、相手の出身地である北海道で、家族と親しい友人達だけで式を挙げたため、お相手とは今回が初対面。なかなかの好青年であった。

母は、「いつも庭掃除しているんだけど、雨続きで掃けてなくて御免なさいね」と恐縮していた。

柿落葉雨天続いて溜まりけり

# 最近の読書

 
一時期、この手の本を色々と読んでいた。

そう、子供たちの中学受験を考えていたのである。

そんな子供たちも、上は中学二年、下は小四だが塾には行っていないので、今さら必要ないのだが、単純に楽しみとしてこの手の本は時々読んでいる。

私は自分の素質と努力が足らなかったことを棚に上げて、学業不振だった原因を田舎の公教育に求めているフシがあり、だからといってあの当時、中学受験など想像もしなかったが、もし人生をやり直せるなら、家から開成に通えるわけではないので、親に無理を言ってラ・サールを受けさせてもらって、合格したら鹿児島で寮生活でもしていたら人生今とは変わっていただろうな、、、なんて夢想していたりしている。


『男子御三家 なぜ一流が育つのか』 おおたとしまさ

★★★★★
「男子御三家」とは開成・麻布・武蔵。
開成・灘・ラサールではなく都内の三校をいう。
ちなみに都内の「女子御三家」は桜蔭(豊田真由子の母校だ)・女子学院・雙葉。
実は、近年東大合格者数がいまいちパッとしない武蔵がどうして入っているのか疑問だったが、この本を読んで理由がわかり、武蔵ファンにもなってしまった。小一の甥っ子がいるので勧めてみようかと思う(幸い通学圏内に住んでいる)。

同じ著者のこの本↓も、読んでみようと思っている。



それからこんな本も読んだ。

『神童は大人になってどうなったのか』小林哲夫

★★☆☆☆
最初に日銀総裁・黒田東彦が出て来る。その他数人の逸話などが語られるが、途中からネタ切れになるのか、単なる成績優秀者の話となる。
夭折した数学者・長尾健太郎のことなど書かれていたのは良かったが。

# 比例重複

日本の衆議院と参議院の選挙方式の大きな違いは、重複立候補の可否である。

今回、前原・野田・岡田などの旧民進党の重鎮たちは無所属で立候補しているため、当然、比例重複はあり得ない。

自民党では、確か73歳の「比例定年」を過ぎた大御所議員たち(麻生・伊吹・二階など)のほか、安倍首相や、最初の立候補から重複を蹴っていて、いまやトレードマークになっている小泉進次郎(もはや選挙区での落選は考えにくい)が比例重複の立候補はしていない。

公明・共産は比例重複を厳選していて、一部の有力候補者のみその恩恵を受けている(まあ、供託金も倍額で馬鹿にならないし)。

では希望・立憲民主は? 自民では上記の他にいるのか? 少し気になったので、公示翌日(11日)の新聞で確認してみた。





結果は、、、ジャカジャカジャン!

ざっと見ただけなので見落としがあったかもしれないが、希望・立憲民主、それから社民・維新も含めて比例重複立候補していない候補者は皆無(!)。
そういうものなのだな。

自民党もほとんどそうなのだが、南九州に若干比例重複立候補していない候補者がいた。
熊本三区の坂本哲志と熊本四区の金子恭之。当選5、6回のベテランである。理由は、園田博之が75歳なのに定年にゴネて、「比例単独一位」に回ったのと関係がありそうだ。
それから鹿児島一区の新人・保岡宏武。
保岡興治の後継者(息子)のようだが、比例重複しない理由は、、、と調べてみたら父親が病気を理由に急遽立候補を取りやめたという。比例名簿に追加することが間に合わなかったのだろう。


結論:比例重複は特別な理由がない限り公明・共産以外ではやって当然。
小泉進次郎は小選挙区単独立候補で勝利し続けている限り「将来の首相候補」であり続けるのだろう。選挙区で当選が怪しくなる時は不祥事でも起こしたときだろうからな。

(以上、敬称略。)

# プロフィール

鈴木霞童

Author:鈴木霞童
平成25年、俳句結社「天穹」入会。
定年後に専門俳人になることを目指して修行中。

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